台所など水回りのリフォームをする時期や費用とおすすめの方法

 

台所など水回りは、長年使っていると老朽化していきます。そのため、15年でリフォームすることが多くなっています。リフォームの時期と費用とおすすめの方法についてご紹介します。

 

どのようなリフォームをする人が多いのかも参考にしてください。

 

台所などの水回りのリフォーム時期の目安とは？10～15年が目安！

まず、台所の水回りのリフォームの目安となるのは、水回りの設備が老朽化してくることが原因のことが多くなります。

 

例えば、水回りの設備の耐用年数は、ガスコンロは10～15年、IHクッキングヒーターが10～15年、ガス給湯器は10年、電気温水器は15年、換気扇・レンジフード10年、食器乾燥機10年、水栓10年などです。

 

劣化の症状としては、例えばガスコンロは点かなくなったり、ガス給湯器は温度調節がうまく行かなくなったり、換気扇から異音がしたり、水栓がきれいに閉まらなくなって異音がしたりするようになります。

 

設備の老朽化とともに台所などの水回り全体のリフォームをする人が多く、システムキッチンに変える人も多いのも特徴です。

 

台所のリフォームはどのようなリフォームが多い？リフォーム後の感想は？

多くの人が台所のリフォームでは、システムキッチンを入れ替えている人が多いとご紹介しましたが、そのことによって多くの人がメリットを感じています。

 

「キッチンパネルの手入れがしやすくなった」「傷つきにくいシンクになった」「食器洗浄機を備え付け、収納力をアップさせることができた」という声が多く聞かれます。

 

そして、システムキッチンを新しくすることで、随分部屋の雰囲気も変わるため、新築のように感じる人が多くなっています。

 

台所などの水回りのリフォームをする場合の費用は？

台所をリフォームする場合の費用ですが、総額約50～200万円と幅広いのも特徴です。システムキッチンのランクによって、大きく費用が異なります。

 

そして、そのようななかでも平均的には、約50～150万円までのリフォームをする人が多い傾向です。

 

台所のリフォームの費用としては、新しいシステムキッチン購入費、配管工事費、内装工事費、これまでのキッチンの撤去費が基本的には必要です。

 

場所を替えずにシステムキッチンだけを入れ替える場合は、システムキッチンを入れても総額約50～70万円ほどで済むでしょう。また、キッチンの場所を変えてI型の対面式キッチンにする場合などは、配管工事や内装工事が必要となり、約100万円程度が必要となります。

 

また、リフォームをする場合には、工事をする周囲の箇所が傷つかないように養生をすることも大切です。特にマンションの場合には、養生の範囲が広く必要であったり、近隣への対策も必要になってきたりします。

 

そのため、より費用がかかることも多くなりますので、注意してください。

 

台所などの水回りのリフォームのおすすめの方法や注意点とは

台所などの水回りのリフォームをする場合には、できるだけ配管の場所を動かさずにリフォームする方が安く済みます。配管工事が必要になった場合には、内装工事も必要になり、工事自体に日数も費用もかかることを知っておいてください。

 

特に大きく配管の場所を変えるときは、注意が必要です。1階から2階へキッチンを移動させたりする場合には約200〜250万円以上必要になり、費用がかさみます。

 

台所などの水回りのリフォームの注意点

マンションの場合には、キッチンの場所を変えることが難しい場合も多くあります。床下のスペースに余裕がある場合には、配管を動かせますが、配管が階下の天井裏を通っている場合などは、配管を動かすことができなくなります。

 

事前によく確認したうえで、リフォームを検討することが大切です。

 

水回りのリフォームを考える際の配管の老朽化について

水回りのリフォームを考える場合には、配管の老朽化も考える必要があります。特に築年数が経っている家の場合には、金属管の配管の場合も多くなります。

 

新しい家の場合には、ポリ管になっているために、耐用年数30～40年と長くて老朽化しづらいのですが、金属管の耐用年数は短くなっています。

 

鉄管や鉛管で15～20年、銅管で20～25年と耐用年数が短いため、15～20年ほど経ったら劣化していないか、注意が必要です。金属管の場合、サビや腐食で赤茶色の水が出たり、配管の詰まりや劣化、パッキンのゆるみで漏水したりします。

 

また、配管を洗浄して掃除をしてもすぐ詰まる、流れが悪い状態になりますので注意してください。修理や交換など早めの対策が必要です。

 

給排水の配管のリフォーム費用は？

配管のリフォーム費用については、一部分のみの交換か、全体を交換しなければならないのかによって異なってきます。また、給排水管の施工工事では、排水管の工事の方が給水管の工事よりも割高となる傾向です。

 

具体的にご紹介しますと、給水管の一部を交換する場合は10,000円以内でも大丈夫です。全体の給水管を交換する場合は約10～20万円ほどかかります。

 

また、排水管を一部交換する場合は約15,000円以内の金額で、すべてを交換する場合は約20～30万円ほどかかります。
給排水管の両方をすべて交換する場合は、約25～50万円必要となり、高額になりますので気を付けてください。

 

また、マンションの場合には配管が壁や床に通っていることが多く、一戸建てよりも工事費用が高くなる傾向です。

 

ほかの水回りと一緒にリフォームする人も多い

台所のリフォームでは、給排水の配管工事が必要になりますが、ほかの水回りの洗面所、浴室、トイレなども一緒にリフォームした場合、割安になっておすすめです。

 

人気なのは、キッチン、洗面所、浴室、トイレの3点をセットでリフォームする方法です。

 

費用相場は、キッチン・浴室・トイレのセットの場合約70〜180万円、浴室・トイレ・洗面所のセットの場合約80〜135万円、キッチン・浴室・洗面のセットの場合約80〜185万円となります。

 

また、4点をすべてセットにする人もいます。キッチン・浴室・トイレ・洗面所の4点セットで約90～200万円が相場です。

 

台所などの水回りのリフォームは設備や給排水のことを考えて行いたい

台所など水回りのリフォームは設備が10～15年で耐用年数を迎えて老朽化することが多いことをご紹介しました。給排水管についても金属管の場合は15～20年ほどで老朽化する可能性があります。

 

そのため、台所の水回り全体をリフォームする必要性が出てきます。また、水回りのリフォーム工事は、まとめた方が割安になりますので、一度に行う方法もおすすめの方法といえます。